ロンドン留学伝

2003年9月18日。 すべての手続きを終え、成田からロンドンへ飛び立ちました。飛行機の狭い席での11時間もあっという間、ヒースロー空港へ到着。 税関で無事に学生ビザもGET。1年間お世話になるフラットにも無事到着し、1年間のロンドン生活が始まりました。 フラットは、ロンドン中心部のMarble Arch。

到着翌日は、時差ボケもあり爆睡の1日でしたが、その次の日はさっそく入学手続きの日。 TOWER HILLにあるロンドンメトロポリタン大学まで、地下鉄(Tube)で向かいました。この日は、留学生の入学手続きの日で、 当然回りは留学生ばかり。アジア・アフリカ出身の人達が目立ちました。

まだ渡英3日目で、当然ながらスタッフの英語にも戸惑いましたが、まあなんとか説明の書類を見ながら、おおむね手続きを進められました。 1つの問題を残して。。。その1つの問題というのが、学費のこと。学費は日本で銀行振り込み済みだったのですが、 まだ振り込み確認できず、「大学の経理係(Financial Office)に後日確認してもらいたい」とのことでした。 払ったのが渡英の2日前だったから、まあしょうがないと思い、その日は帰宅。

3日ほどして経理係へ。セキュリティの関係上経理係へはインターホンでしか話せないが、これがまったく英語が聞こえない。 またこちらの英語も不得手で、うまく伝わらない。インターホンではラチがあかず、｢とにかくドアから出てきて｣と必死に頼みました。

スタッフが1名出てきてくれて、事情説明と私が日本での振り込み証書で、入金の確認をしてくれた。でも、まだ振込み確認ができないらしい。 ひとまず彼は、振込み証書のコピーをとって「1週間以内にまた連絡する」といって去って行きました。

1週間後、待てど暮らせど連絡はなし。これがイギリスの現実。 日本でお世話になったBEOのスタッフにも問い合わせたのですが、担当者の名前がわからず細かいことは聞けないようで。 振り込みした日本の銀行にも問い合わせ。銀行の答えは「送金済み」。私の130万はどこに？

待ってもしかたないので、また経理係へ。インターホンで呼び出すと、今度は違うスタッフが応対してくれました。 彼女は｢入学手続きのことなので、学生課(Registration Office)へ行ってくれ｣と言った。
Resitration Officeは、違うキャンパス(North Campas)にあるらしい。家からもこのキャンパスからも1時間以上はかかる場所。 実は、2つの大学が合併したばかりの新しい大学で、かなり離れた場所に2つのキャンパスが存在したのです。

早速翌日North Campasへ。
交通費をケチってバスを使ったところ、案の定迷子に。幸いに近くに地下鉄の駅があり、なんとかNorth Campasへ到着(2倍時間かかりました)。 到着したけど、こちらの学生課はNorthCampasの学生しか扱っておらず、私が通うCityCampasのことはCityCampasの学生課に聞いてほしいとのこと。 また無駄足ってやつ。いったい誰が本当のこと教えてくれるのか...

ということでCityCampasの学生課へ。建物は違うが、私の通うTowerHillから歩いて5分の場所(ハア)。かれこれ2週間。 なのに未だに大問題を抱える私。学生課には、手続きにきた学生の長蛇の列。
待つこと20分。やはり英語が聞き取りにくかったが、まだ入金確認はできてないことがわかった。 「1週間後に連絡して、MyFriend」と、なぜかフレンドリーに言われ、またもその場を立ち去る。

1週間後に学生課へ。応対したスタッフは当然違い、また最初から事情説明(もう5回目ぐらいでは？)。 事情をひとまず話し、調べてもらうとやっと入金確認できたらしい!!入金の確認するのに3週間近く。 学費130万円の行方をめぐっての私の放浪は、ここに無事終結を迎えたのでした。

この3週間で、英語力と度胸はついた気がします。

ロンドン留学!ロンドン留学!!ロンドン留学!!!