ロンドン留学伝

前のページで紹介しているとおり、英文法は英語の３基礎力のうちの１つで、TOEFLハイスコアのためには、完全にマスターする必要があります。 このページではその理由を語っていきたいと思います。

日本人が英語ができない理由としてよく上がるのが、「学校では英文法ばかり習って、会話を全然教えてくれない」というもの。 そのとおりなのですが、これが曲解されて「英文法は重要じゃない」と勘違いされることがあります。

私達が日本語を覚えるプロセスでは、確かに文法を取り立てて勉強はしません。 ５歳にもなれば、勉強もしないのに、それなりの日本語になっています。 それと同じように英語を習う時も必要ないと考えてよいでしょうか？

答えはNo。子供達は５歳になるまでに、恐ろしいほどの量の日本語を浴びています。 起きている間ずっとですから、私達が中学・高校そしてその後の人生で聞いた英語の量とは、 比べ物にならないはずです。 逆を返すと、文法を最初に知っておかなければ、５年間のすべてを英語に捧げなければならない、という言い方もできます。

文法の勉強は短時間で英語を理解できるようになるための近道なのです。 事実、学生時代にそれなりの勉強をしてきた私達は、速さは別として、ある程度の英語の理解ができます。 中高６年間のうちのたった一部の時間をかけただけで････。これはまさに英文法の力といえるでしょう。

TOEFLで出題される難しい、複雑な英語に出会うに際し、英文法はますます重要になります。 知らない文法があると、まったく逆の意味に取り違えてしまうので、とても危険です(仮定法なんかまさにソレ)。

TOEFL受験に向けて勉強するにあたり、「英文法はすべてマスターした」という自信のある方も、一度サッとでも英文法書に目を通し、 自分の理解力を確認しておくことを奨めます。私も実際「回り道かも･･･」と思いながら、たまたま取っておいた高校の教科書 に一度目を通しました。 先を急ぐあまり、目先の試験対策にばかり目が行きがちですが、実は基礎力の見直しから始めることが、最大の近道といえます。



英文法理解のための参考図書

総合英語Forest
「おもしろくてついつい読んでしまう」という不思議な評価No.1の英文法書。600ページなのにすぐに読んでしまえるそうです。基本的にコレ1冊でTOEFLの英文法は十分でしょう。

くもんの中学英文法
中学生にも理解できるようかかれておりとてもわかりやすいので、”出直し英語”を始める大人の方から「中学生だけに使わせるにはもったいない」という評価。 TOEFLにはちょっと足りないですが、一から出直すという方にはまずコレで。

英文法のトリセツ ― じっくり基礎編
英文法書のような「解説書」が苦手という方には、こういった読みもの形式で、まず壁を取り払うという方が近道のように思います。読み進むうちに自然と英語のルールが感覚として身についていきます。

ロンドン留学!ロンドン留学!!ロンドン留学!!!