ロンドン滞在PHOTO
St.John and Elizabeth
St.John and Elizabeth 病院 ホテル並みの待遇で安心して出産できました。
海外滞在必携

英国での出産

"出産"といっても、もちろん私が生んだわけではなくて、嫁さんがです。 渡英前からわかっていたことではあったのですが、イギリスで病院を選び、 イギリスの病院で出産しなければなりません。

出産予定の2ヶ月前くらいから、病院選びを始めました。 まず、「医療費無料のNHS」「サービス・設備万全のプライベート」の選択。 結論からいくと、高額費用を覚悟し、プライベートを選びました。NHSの質の悪さ(あくまで噂レベル)と、 通訳常駐というサービス内容から決定しました。出産の時はもちろん立ち会うのですが、 それまでの通院で、嫁さんに英語だけで診療を受けさせるのはちょっと危ないと思ったからです。 意味の取り違えでまずいことになると大変ですし。

  ということで、プライベートのSt.John and Elizabeth 病院にお世話になることに。この病院には、”日本クラブ”という日本人のための医療機関 が入っていて、とても安心なことが理由でした。
病院を決めるとさっそく通院。医者はアクアリーナ先生というイギリス人。ちょっと太めで丸メガネ。 冬でも汗をカキカキという、なんとなく憎めないキャラ。通訳は曜日ごとに変わり、いずれも女性。 20代の若い方と50過ぎのベテランの方。ちなみに、どちらも時給はほとんど変わらないそうです(2000円強だとか)。
「高額」というプライベートだけあって、なんと1回の通院が5万円弱。なのに、診療はおかげさまで何事もないため、 1回15分くらい。これが出産までの2ヶ月で5回。合計で20万円以上(ですが、アクアリーナ先生の粋な計らいで、1回分は 無料にしてくれました。なんと優しい紳士。)

出産1ヶ月を切るといわゆる「両親学級」にも参加。参加者は全て日本人夫婦でした。説明はイギリス人の助産婦さんですが、 もちろん通訳がつきます。陣痛を病院に伝えるための英語講座や、日本と同じような出産プロセスの説明、そしてヨーロッパでは 一般的な無痛分娩の解説など。助産婦さんのゆっくりしゃべる英語では通訳は不要なくらいでした。

そうこうしているうちに、はや出産予定の3月のある日。朝から陣痛が来て、さっそく病院に電話。両親学級で習ったように ”Labor has started.”と伝えると、陣痛の間隔や痛みの程度などを聞かれ、病院に向かうことに。病院に着くと、嫁さんを病室まで 送った後、車に”Now in labor”(分娩中:本来は”Now in delivery”ですがあせって間違い)の貼り紙を置き、病院の駐車場に無断駐車。これをしておくと、路駐でも無断駐車でも見逃して くれます(もちろん紳士協定)。

出産は無事数時間で終わり、それから2泊して退院。2泊で食べた食事は、いわゆるコース料理で、前菜-メイン-デザートまでつくパワフルな食事でした。 これが通常パターン。1週間入院で健康食の日本とは違い、イギリス人はたくさん食べて2泊で元気になる、ということでしょうか。
退院時に請求書をもらい支払額を見て唖然。分娩費だけで100万円を越えていました。しかもこれに通院費用をあわせると、日本の2倍以上。 留学費用とあわせると、恐ろしい額をイギリスに落としたことになります。

退院後のケア(定期健診)などはNHSが無料でやってくれました。定期的に家に助産婦が訪問してくれます。へその緒の処置や、嫁さんの体のケア、そして おすすめの薬など、とても親切に教えてくれました。

出産が終わると育児に翻弄。なかなか勉強に手がつけられなくなり、ただでさえ危ない成績がますます危うくなっていました。

【追記】
ロンドンで出産される方には、日本クラブが出版している出産の手引きを購入されることをオススメします。イギリスでの病院の選び方や、出産に必要な英語など 細かい情報がまとめられています。日系書店で15ポンドくらいで手に入ると思います。

ロンドン留学伝トップ留学記(準備編)留学記(学校編)留学記(生活編)TOEFL対策留学Manual
当サイトについて(プロフィール)お問い合わせリンクブログ(今日出会えたEnglish)

Copyright (C) 2005 sincos0715.fc2web.com All rights reserved.

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送