ロンドン滞在PHOTO
OxfordSt.
クリスマスのOxford St。10月の末からずっとこんなライトアップが見られます。
海外滞在必携

Silent, Holy Day

 キリスト教の国で味わった本当のクリスマスの話。

 ロンドンでは、10月の末からメインストリートのOxford Streetは さまざまな電飾で彩られる。ストリートには、電飾のアーチがかぶせられ、 アーチの中を夜のバスで通り抜けると、ちょっと違った世界が味わえる。

 そんなことをしながら、あっというまに12月の中旬。このころになると、 日本よりも緯度の高いロンドンでは、昼間の時間がほとんどない。 朝の9時ごろにようやく明るくなったと思うと、昼の2時からは夕方モード。 3時には薄暗く、4時には真っ暗という、本当に昼の少ない生活。 それだけに電飾のアーチが余計楽しめるわけだが。

 このころから、1月の初めまで大学はクリスマス休暇に入る。 いや大学だけでなく、企業等でも公休を20日前後から設定している。 またたいていの人は公休にたっぷりの有休をつなげて、学校並みのー大型連休にしてしまう。だから結局国民の大半がお休み。

 私も、中間プレゼンテーションが終わり、12日から休みに入った。 同じコースの友人達は年のイッた大人ばかりでもあり、それぞれ予定も ありそう、ということでクリスマス中のパーティ等の約束はなかった。 年明けまでしばしの別れになる。

 Oxford Streetでは最後のクリスマス商戦がヤマ場を迎える。 私も子供向けのプレゼントのためオモチャ屋に行ったが、全然買える状態 じゃなかった。私のフラットから近い、有名デパートSelfridgeでも親子連れ からカップルまで、とにかくいろんな人たちでごった返し、ブランド服、 高級時計、おもちゃそしてクリスマス料理などを買っていく。 まだ子供が小さいこともあり、クリスマス当日のプレゼントはあきらめ、 26日以降のバーゲンで買うことに決め、25日を迎えることにした。

 そして25日当日。朝目覚めてテレビをつけると、ほぼお休み状態。 BBCで賛美歌を歌う教会中継をしているほかは、映画ばかり。 ニュースさえほとんどない。フラットのカーテンを開けて、下の通りを見ても 誰も歩いていない。いつも多い路駐車も全然ない。

 家族が寝ていたので少し街へ出てみた。 昨日まで人混みだらけだったOxfordStreetにも、歩いている人はマバラ。 事前のアナウンスどおりに、バスは1つも走っていないし、地下鉄の入り口も 閉められている。みんな一切移動などもせず、自宅で家族などと一緒に この聖なる日を静かに過ごしているらしい。

 家に戻り、起床した家族と、仏教徒ながらこの聖なる日の静かな雰囲気に浸った。 テレビもつけず、ただ静かに過ごす時間。この国がキリスト教の国であると はっきりと感じ取った1日だった。

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