ロンドン滞在PHOTO
Home Office
Home Office前の待ち合い所。イギリスの12月、寒い中ここで30分も待たされた。
海外滞在必携

ビザ取り物語

 私より遅れて入国した家族たち(妻と息子)は、入国時に家族ビザがとれなかった。 理由はビザのルールが変わったこと(2003年8月から)。基本的に入国前にビザを取得する ことが義務付けられ、ビザのない者は2ヶ月間の暫定の滞在許可が与えられるが、その間 に英国のHome Officeでビザ申請を手続きしなければならない。 私達はちょうどそのルール変更の過渡期であったため、ルール変更を知らずに渡英して 結局ビザ申請をしに行かなくてはいけなくなった(日本の英国大使館では何も教えてくれなかった)。

  申請方法には2つあり、直接足を運んで申請する方法と、郵送での申請がある。 申請料は前者が1人250ポンド、後者は150ポンドと、郵送の方が安いが、申請してから 届くまで相当かかる(4〜12週間とうたっているが、イギリスではこんなもんあてにならない)。 ヨーロッパの各国への旅行を計画していたこともあり、1日で取れるよう直接Home Office へ足を運ぶことにした。

 Home OfficeはLondonの少し南にあるCroydonというところにある。 国鉄の電車でLondon中心のVictoria駅から約15分程度で着く。 最寄のWest Croydon駅を降りて、建物を見つけるまでにさっそく迷ったが、道行く人たちに 聞きながらなんとかHome Officeへたどり着いた。

 聞いていたとおり建物の外には列ができていた。12月の寒い風の中を待つこと30分、 やっと建物の中に入れた。Security Checkを通ると、1階でさっそく申請手続きをする。 ここではどういったビザ必要かなどを伝えるのだが、まず私はここで1つ抗議をした。

 「私は留学中で学生ビザがある。私の家族は、私の家族ビザがタダでもらえるはずだ」と。 基本的に扶養家族は家族ビザが無料でもらえるルールになっているから。 でもあっさりと「入国時に許可が下りなければ認められない。」と却下。 ただし、申請料が必要なのは妻だけで、息子は妻の扶養家族として認められるらしい。 ということで申請料は1人分だけ。2階で支払いを済ませ、3階の審査フロアへ。

 審査フロアは、待ちの人たちでごった返していた。その大半はアフリカ、中東、アジア(特に中国) 系の人たちで埋め尽くされている。たまに見る白人系の人たちは東欧出身ではないかと思う。 かなりの数だったため、待ちに待った。息子はやっと歩き始めの頃だったが、ベビーカーを押したり しながら、この異国の人たちでいっぱいの雰囲気の中でのんきに遊んでいた。日本の街中より おりこうにしている感もあった。待つこと3時間、やっと私達の番号が呼ばれた。

 変な質問をされても大丈夫なよう、あらゆる書類を持ってきていた(銀行残高証明、私の入学 許可、学校からもらったいろんな書類)。ちょっとコワモテのイギリス人が対応した。私達の隣では、 ずいぶん前から審査の手続きをしているアフリカ系の家族がいたが、なかなかビザをもらえない様 子だったから、私達もおそらく厳しいことを言われそう、なんて考えた。 が、結局特に何も聞かれず私のパスポートの学生ビザと残高証明をちょっと見て、すぐにビザを くれた。妻と息子のパスポートに、2004年9月30日までの滞在許可のスタンプがしっかり押されていた。

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